正答3
解説
正解は3です。
関節動揺は、関節の安定性を保つ靱帯の付着部や関節面が損傷されたときに出現します。
膝関節周囲の骨折が膝の安定性に関わるかどうかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 脛骨顆部骨折では関節面が陥没するため、側方動揺が出現します。
外顆の骨折では外反動揺がみられることが多いです。
2:× 脛骨顆間隆起には前十字靱帯が付着しています。
その骨折は前十字靱帯の機能不全と同じ状態となり、前方動揺が出現します。
3:○ 脛骨粗面は膝蓋腱の付着部であり、膝関節の安定を保つ靱帯は付着していません。
その骨折では膝の伸展機構が障害されますが、関節動揺は出現しません。
4:× 腓骨頭には外側側副靱帯や大腿二頭筋が付着しています。
その骨折では内反動揺が出現することがあります。
【ポイント】
脛骨粗面骨折は「伸展不能(伸展機構の障害)」、顆間隆起骨折は「前方動揺」と対比して覚えます。
骨折部位と付着する靱帯や腱を結びつけると判断しやすくなります。