正答1
解説
正解は1です。
膝蓋骨外側脱臼の再発予防には、膝蓋骨を内側へ引き寄せる内側広筋の強化が重要です。
固定除去後の早期は、膝関節を大きく動かさずに大腿四頭筋を収縮させる運動が適しています。
【選択肢別解説】
1:○ 図aは膝関節伸展位での大腿四頭筋セッティングで、有効です。
仰臥位で膝の下に丸めたタオルを置き、矢印のように膝裏でタオルを下へ押しつぶす運動です。
膝を伸ばし切る方向の等尺性収縮で、内側広筋がよく働きます。
関節を動かさないので、膝蓋大腿関節への負担が小さく早期から行えます。
2:× 図bは両脚を内側へ寄せる股関節内転運動で、有効ではありません。
矢印は両下肢の外側から内側へ向いており、主に働くのは股関節の内転筋群です。
膝の伸展運動ではないため、内側広筋を直接強化する運動にはなりません。
3:× 図cは腹臥位での膝関節屈曲運動で、有効ではありません。
矢印は下腿を殿部へ近づける方向で、主に働くのはハムストリングスです。
膝蓋骨を内側へ安定させる内側広筋は強化されません。
4:× 図dは側臥位で上側の下肢を持ち上げる股関節外転運動です。
主に働くのは中殿筋などの股関節外転筋で、内側広筋の強化にはなりません。
【ポイント】
膝蓋骨脱臼後のリハビリは、内側広筋を狙った膝伸展位での大腿四頭筋セッティングが基本です。
膝を大きく曲げ伸ばしする運動は膝蓋大腿関節への負担が大きいため、早期には避けます。