正答1
解説
正解は1です。
骨折の固定は、整復した骨片の位置を保ち、骨癒合を得るために行います。
固定の目的、肢位、範囲、期間の原則が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 骨折の固定は骨折部の安静を目的とします。
骨折部を安静に保つことで再転位を防ぎ、疼痛を和らげ、仮骨の形成と骨癒合を促します。
2:× 骨折の固定は解剖学的正位を原則とするものではありません。
骨折の種類と転位の方向に応じて整復位を保持できる肢位を選び、可能な範囲で機能的に有利な良肢位をとります。
3:× 固定の範囲は患部より遠位2関節ではありません。
原則として骨折部の近位と遠位の関節をそれぞれ1関節ずつ含めて固定します。
4:× 固定の期間はリモデリング期の終了までではありません。
固定は骨癒合が得られるまで(仮骨による修復期まで)行い、リモデリング(骨の再構築)は固定除去後も長期間続きます。
リモデリング期の終了まで固定すると、関節拘縮や筋萎縮が強く残ります。
【ポイント】
骨折の固定の原則は「骨折部の安静」「上下各1関節を含める」「骨癒合が得られるまで」です。
固定期間の目安にはグルトの骨癒合日数が用いられます。