正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
胸骨骨折は、主に前胸部への強い直達外力で起こる骨折です。
発生機序、骨折型、症状、合併症が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 胸骨骨折はハンドル損傷で発生します。
自動車の衝突事故で前胸部がハンドルに強く打ち付けられる直達外力によるものが代表的です。
シートベルトによる圧迫でも起こります。
2:× 胸骨骨折は斜骨折ではなく、横骨折が多くみられます。
胸骨柄と胸骨体の結合部付近や胸骨体の上部に好発します。
3:× 胸骨骨折では呼吸運動に障害がみられます。
呼吸に伴って胸郭が動くと骨折部が痛むため、呼吸が浅くなります。
4:○ 胸骨骨折の合併症には縦隔内臓器損傷があります。
強い外力が前胸部に加わるため、胸骨の後方にある心臓(心挫傷など)や大血管が損傷されることがあります。
【ポイント】
胸骨骨折では骨折そのものより、心臓や大血管などの合併損傷が重大です。
前胸部を強打した患者では、呼吸困難や胸痛、脈の異常に注意しましょう。