正答2
解説
正解は2です。
握雪音は、皮膚の上から押さえたときに、雪を握るようなギュッギュッという感触や音が生じる所見です。
皮下組織に空気がたまったときにみられます。
【選択肢別解説】
1:× 仮骨の軟化では握雪音は生じません。
仮骨が軟らかくなると骨折部の異常可動性が再び現れることはありますが、空気の貯留は伴いません。
2:○ 外傷性皮下気腫で握雪音が生じます。
肋骨骨折で肺が損傷されたときなどに、漏れた空気が皮下組織に入り込みます。
触診で皮下の気泡が移動するため、雪を握るような感触が得られます。
3:× 偽関節では握雪音は生じません。
骨癒合が得られず骨折部に異常可動性が残る状態で、皮下に空気がたまるわけではありません。
4:× 外傷性骨化性筋炎では握雪音は生じません。
打撲後の筋肉内に異所性の骨が形成される病態で、硬いしこりとして触れます。
【ポイント】
皮下気腫は、肋骨骨折による肺損傷や気胸を示す重要なサインです。
骨折の固有症状である軋轢音(骨片どうしがこすれる音)とは区別して覚えましょう。