正答1
解説
正解は1です。
若い男性で、6か月以上続く腰痛が運動で軽減し、腰椎の動きが制限されています。
安静で悪化し運動で軽減する炎症性腰痛であり、強直性脊椎炎が考えられます。
【選択肢別解説】
1:○ 腱付着部炎がみられます。
強直性脊椎炎は、腱や靱帯が骨に付着する部位に炎症が起こる付着部炎が病態の中心です。
アキレス腱の付着部や足底腱膜の付着部の痛みとしても現れます。
2:× 間欠性跛行は強直性脊椎炎の所見ではありません。
腰部脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症でみられ、腰部脊柱管狭窄症は中高年に多い病気です。
3:× 関節内石灰沈着は強直性脊椎炎の所見ではありません。
ピロリン酸カルシウム結晶が関節軟骨に沈着する偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症)の所見です。
4:× 腸骨翼の形成不良は強直性脊椎炎の所見ではありません。
強直性脊椎炎でみられるのは、仙腸関節炎による関節裂隙の不整や硬化、強直です。
【ポイント】
強直性脊椎炎は、若年男性、炎症性腰痛、仙腸関節炎、HLA-B27陽性、進行すると竹様脊柱が特徴です。
「安静で悪化し運動で軽減する腰痛」は機械的腰痛との鑑別点として重要です。