正答4
解説
正解は4です。
各疾患で患者が最も訴える症状(主症状)を区別する問題です。
疼痛が中心の疾患と、不安定感・拘縮・腫瘤が中心の疾患を見分けます。
【選択肢別解説】
1:× 動揺性肩関節は、関節包の弛緩などで肩が多方向に不安定になる病態です。
主症状は疼痛ではなく、肩の不安定感やだるさです。
2:× デュピュイトラン拘縮は、手掌腱膜が肥厚・短縮する疾患です。
手掌の硬結と、環指・小指の屈曲拘縮が主症状で、通常は痛みを伴いません。
3:× ベーカー嚢腫は、膝窩部にできる滑液包の嚢腫です。
主症状は膝窩部の腫瘤や圧迫感で、疼痛は主体ではありません。
4:○ 膝蓋軟骨軟化症は、膝蓋骨の関節軟骨が軟化・変性する疾患で、若年者に多くみられます。
階段昇降やしゃがみ込み、長時間の座位で強まる膝前面の疼痛が主症状です。
【ポイント】
膝前面痛を起こす疾患として、膝蓋軟骨軟化症、ジャンパー膝、有痛性分裂膝蓋骨などを整理しましょう。
デュピュイトラン拘縮は無痛性の拘縮である点が頻出です。