正答3
解説
正解は3です。
この問題は脱臼を疑わせる所見として誤っているものを選ぶので、○ が答えです。
脱臼の固有症状は、弾発性固定と、関節部の変形(関節軸の変化・関節窩の空虚・骨頭の位置異常)です。
【選択肢別解説】
1:× 弾発性抵抗(弾発性固定)は脱臼の固有症状です。
脱臼した関節を動かそうとするとばねのような抵抗があり、手を離すと元の異常な位置に戻ります。
2:× 関節軸の変化は、脱臼による関節部の変形の一つです。
関節を構成する骨の位置関係がずれるため、四肢の軸がずれて見えます。
3:○ 関節血腫が著明であることは、脱臼を疑わせる所見ではありません。
脱臼では関節包が破れて血液が関節の外に出るため、関節血腫は著明になりにくいとされます。
関節血腫が著明な場合は、関節内骨折などを考えます。
4:× 関節窩部に陥凹を触知することは脱臼の所見です。
骨頭が関節窩から外れるため関節窩が空虚になり、その部分にくぼみを触れます。
【ポイント】
「脱臼の固有症状=弾発性固定・関節部の変形」と「骨折の固有症状=異常可動性・軋轢音・転位と変形」を区別して覚えます。