正答1
解説
正解は1です。
手根骨骨折では、骨折した手根骨に連なる中手骨を長軸方向に押すと骨折部に痛みが出ます(軸圧痛)。
どの中手骨がどの手根骨に連なるかを考えると答えが導けます。
【選択肢別解説】
1:○ 月状骨骨折では第3中手骨の軸圧痛がみられます。
第3中手骨は有頭骨と関節し、有頭骨の近位には月状骨が位置します。
そのため第3中手骨を長軸方向に押すと、力が有頭骨を介して月状骨に伝わり疼痛が生じます。
2:× 三角骨骨折では第3中手骨の軸圧痛は典型的ではありません。
三角骨骨折は背側の裂離骨折が多く、手関節背側の尺側に限局した圧痛が特徴です。
3:× 小菱形骨骨折では第3中手骨ではなく第2中手骨の軸圧痛がみられます。
小菱形骨は第2中手骨の基部と関節しているためです。
4:× 有鈎骨鈎骨折では第3中手骨の軸圧痛は典型的ではありません。
有鈎骨鈎骨折では小指球近位の鈎部の圧痛と、環指・小指を屈曲させたときの疼痛が特徴です。
バットやゴルフクラブのグリップエンドが当たって起こりやすい骨折です。
【ポイント】
舟状骨骨折では第1・第2中手骨、月状骨骨折では第3中手骨の軸圧痛と整理して覚えましょう。