正答4
解説
正解は4です。
骨腫瘍や腫瘍類似疾患は、単純エックス線写真で特徴的な像を示すことが多いです。
疾患と所見の名称の対応が問われています。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
【選択肢別解説】
1:× 線維性骨異形成では羊飼いの杖変形がみられ、組合せは正しいです。
大腿骨の近位部が弱くなって内反方向に曲がり、羊飼いの杖のような形になります。
2:× ユーイング肉腫では玉ねぎ様骨膜反応がみられ、組合せは正しいです。
骨膜が何層にも重なって反応し、玉ねぎの皮のような層状の陰影を示します。
3:× 多発性骨髄腫では打ち抜き像がみられ、組合せは正しいです。
頭蓋骨などに、境界が明瞭な円形の骨の欠損像が多数みられます。
4:○ 骨巨細胞腫の所見は、スリガラス状透明像ではなく、石鹸の泡状(シャボン玉状)の多房性の透亮像です。
骨巨細胞腫は20〜40歳代の長管骨の骨端部に好発し、骨を膨らませるように溶かします。
スリガラス状透明像は、線維性骨異形成の特徴的な所見です。
【ポイント】
骨肉腫はスピクラ(旭日像)とコッドマン三角、ユーイング肉腫は玉ねぎ様骨膜反応、多発性骨髄腫は打ち抜き像、線維性骨異形成はスリガラス状陰影、骨巨細胞腫は石鹸泡状陰影と覚えます。