正答1
解説
正解は1です。
関節リウマチでは、滑膜の炎症が続いて関節軟骨や骨が破壊され、靱帯もゆるむため、特徴的な脱臼や変形が生じます。
この問題はみられないものを選ぶので、○ が答え(関節リウマチの脱臼・変形でないもの)です。
【選択肢別解説】
1:○ 肘関節の内反変形は、関節リウマチの典型的な変形ではありません。
関節リウマチの肘関節では、屈曲拘縮や関節破壊による不安定性がみられます。
内反肘は、小児の上腕骨顆上骨折の後遺症として生じる代表的な変形です。
2:× 尺骨頭の背側亜脱臼は、関節リウマチでみられます。
手関節の滑膜炎で遠位橈尺関節の靱帯がゆるみ、尺骨頭が手背側に浮き上がります(尺骨頭症候群)。
伸筋腱の断裂の原因にもなります。
3:× 股関節の中心性脱臼は、関節リウマチでみられます。
寛骨臼の骨が破壊されて薄くなり、大腿骨頭が骨盤の内側に入り込みます(寛骨臼底突出)。
4:× 外反母趾変形は、関節リウマチでみられます。
前足部の関節破壊と靱帯のゆるみにより、外反母趾や槌趾、中足骨頭部の胼胝などが生じます。
【ポイント】
関節リウマチの手指の変形は、尺側偏位、スワンネック変形、ボタン穴変形、ムチランス変形が代表です。
頸椎では環軸椎亜脱臼が重要で、脊髄の圧迫に注意が必要です。