正答2
解説
正解は2です。
化膿性骨髄炎は、細菌(主に黄色ブドウ球菌)が骨に感染して起こる炎症です。
感染経路、エックス線所見の経過、病理の特徴が問われています。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 感染経路に骨付近の化膿創からの波及があるので、記述は正しいです。
感染経路には、血流に乗って運ばれる血行性感染のほか、近くの化膿巣からの波及や、開放骨折・手術による直接感染があります。
2:○ 骨膜反応は、初発時からではなく、発症から2週間前後たってから認められます。
発症早期のエックス線写真では骨に異常がみられないことが多いです。
炎症が骨膜に及んで新しい骨が作られるまでに時間がかかるためです。
早期診断にはMRIが有用です。
3:× 化膿巣の周囲には骨柩が形成されるので、記述は正しいです。
血流が絶たれて壊死した骨(腐骨)の周りを、骨膜から作られた新しい骨が棺のように包み込みます。
これを骨柩といいます。
4:× 成人では基礎疾患として糖尿病があることが多いので、記述は正しいです。
糖尿病では免疫力が低下し、血流障害もあるため、骨髄炎を起こしやすくなります。
【ポイント】
急性化膿性骨髄炎は、小児では血行性に長管骨の骨幹端に好発します。
慢性化すると、腐骨、骨柩、瘻孔の形成がみられます。