正答1
解説
正解は1です。
脊髄や末梢神経の疾患では、障害される部位によって特徴的な運動・感覚の所見が現れます。
【選択肢別解説】
1:○ 脊髄空洞症では解離性感覚障害がみられ、組合せは正しいです。
脊髄の中心部に空洞ができ、そこで交叉する温痛覚の線維が障害されます。
一方、後索を通る触覚や深部感覚は保たれるため、温痛覚だけが障害される解離性感覚障害になります。
2:× ポリオでは腱反射は亢進ではなく、低下または消失します。
ポリオウイルスが脊髄前角の運動神経細胞を障害するため、下位運動ニューロン障害による弛緩性麻痺が起こるからです。
3:× 筋萎縮性側索硬化症では、感覚障害はみられません。
運動ニューロンだけが選択的に障害される疾患で、感覚は保たれます。
感覚障害、眼球運動障害、膀胱直腸障害、褥瘡がみられにくいことを陰性徴候といいます。
4:× 神経性進行性筋萎縮症(シャルコー・マリー・トゥース病)でみられる典型的な足の変形は、内反足ではなく凹足です。
下腿から足の筋が萎縮し、土踏まずが高くなる凹足や、鷲爪趾、逆シャンパンボトル様の下腿がみられます。
【ポイント】
脊髄空洞症は、頸髄に好発し、両上肢から肩にかけて宙づり型の温痛覚障害を示します。
ALSは「上位と下位の運動ニューロンが障害され、感覚は保たれる」と覚えましょう。