正答4
解説
正解は4です。
徒手筋力テスト(MMT:manual muscle testing)は、筋力を0〜5の6段階で評価する方法です。
重力に抗して動かせるか、検者の抵抗に抗せるかが段階を分ける基準になります。
【選択肢別解説】
1:× 重力を除けば全可動域で完全に動くのは、5ではなく2です。
5は、重力に抗して全可動域を動かし、最大の抵抗にも抗せる正常な筋力です。
2:× 関節が動かず筋の収縮も認められないのは、1ではなく0です。
1は、関節は動かないものの、筋の収縮を触知または視認できる状態です。
また、MMTは筋電図ではなく、検者の視診と触診で判定します。
3:× MMTは重錘を用いて計測するのではありません。
検者が手で抵抗を加え、その抵抗に抗せるかどうかで判定します。
重錘や機器を使って数値で測るのは、MMTとは別の筋力測定法です。
4:○ 片足でのつま先立ちが1回から9回まで可能なときは、3と判定します。
足関節の底屈筋(下腿三頭筋)は体重を支える強い筋のため、手の抵抗ではなく片足立ちでのつま先立ちの回数で評価します。
出題時に用いられていた基準では、20回以上で5、10〜19回で4、1〜9回で3とされていました。
【ポイント】
MMTは、5(正常)、4(中等度の抵抗に抗せる)、3(重力に抗して全可動域)、2(重力を除けば全可動域)、1(筋収縮のみ)、0(収縮なし)です。
3と2の境目は「重力に抗して動かせるかどうか」です。