正答1
解説
正解は1です。
消毒は病原微生物を減らして感染を防ぐこと、滅菌はすべての微生物を死滅させることを指します。
対象や素材に応じた方法の選び方が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 皮膚消毒は一時的フローラ(通過菌)を対象とします。
手や皮膚の表面に一時的に付いた細菌は、手洗いや消毒薬で容易に除去できます。
皮膚の深部にすむ常在菌(常在フローラ)は、完全には除去できません。
2:× 粘膜の消毒に消毒用エタノールは用いません。
エタノールは刺激が強く、粘膜に使うと痛みや炎症を起こすからです。
粘膜の消毒には、ポビドンヨードやベンザルコニウム塩化物などを用います。
3:× 高圧蒸気滅菌は金属にも使用できます。
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)は、鋼製小物などの金属器具の滅菌に最も広く使われる方法です。
熱や水分に弱い素材には使えません。
4:× 酸化エチレンガス滅菌は、熱に弱い素材に使用します。
低い温度で滅菌できるため、プラスチックやゴム製品、内視鏡などの滅菌に適しています。
ただしガスが残留しやすいため、滅菌後に十分な換気(エアレーション)が必要です。
【ポイント】
滅菌法は、熱に強いものに高圧蒸気滅菌や乾熱滅菌、熱に弱いものに酸化エチレンガス滅菌、過酸化水素ガスプラズマ滅菌、放射線滅菌を用います。
エタノールは「皮膚には使えるが粘膜には使わない」と覚えましょう。