正答1
解説
正解は1です。
蛋白質やアミノ酸が分解されるとアミノ基が外れ、有毒なアンモニアが生じます。
アンモニアは肝臓で毒性の低い尿素に変えられ、腎臓から尿中に排泄されます。
【選択肢別解説】
1:○ 尿素回路(オルニチン回路)は、肝臓でアンモニアと二酸化炭素から尿素をつくる代謝経路です。
蛋白質代謝で生じたアンモニアを無毒化する経路として働きます。
2:× クエン酸回路(TCA回路)は、ミトコンドリアでアセチルCoAを酸化し、エネルギー産生に必要な物質をつくる経路です。
アンモニアを処理する経路ではありません。
3:× 電子伝達系は、ミトコンドリアの内膜で酸素を使って大量のATPを合成する経路です。
アンモニアの処理には関与しません。
4:× 解糖系は、細胞質でグルコースをピルビン酸に分解し、ATPをつくる経路です。
アンモニアの処理には関与しません。
【ポイント】
肝硬変などで肝機能が低下すると、アンモニアが処理されずに血中に増え、肝性脳症の原因になります。
尿素回路は肝臓にのみ備わる経路です。