正答3
解説
正解は3です。
顎関節前方脱臼は、大きく口を開けたときに下顎頭が関節結節を越えて前方へ外れる脱臼です。
関節包や靱帯を断裂せずに起こる関節包内脱臼である点が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 顎関節前方脱臼は、あくびや歯科治療など大きく開口したときや、開口時にオトガイ部へ外力を受けたときに起こります。
閉口時の打撃で起こるのではありません。
2:× 脱臼した下顎頭は、関節結節を越えてその前方に位置します。
関節結節の下方にあるのではありません。
3:○ 顎関節前方脱臼は、関節包が断裂しない関節包内脱臼です。
外側靱帯の損傷もみられないため、整復後の経過は比較的良好です。
4:× 下顎頭が前方へ外れるため、下顎歯列が上顎歯列より前方に位置します。
上顎歯列が前方に位置するのではありません。
【ポイント】
両側脱臼では口を開けたまま閉じられず、オトガイが前下方に突出し、唾液を飲み込めず流涎がみられます。
整復は口内法(ヒポクラテス法)や口外法で、下顎を下方に押してから後方へ戻します。