正答3
解説
正解は3です。
長期間の輸液療法を受ける患者の、刺入部の選択、ラインの管理、観察、日常生活への配慮を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 刺入部に関節部を選ぶのは誤りです。
関節を曲げるたびに針先が動き、血管外への漏れや静脈炎を起こしやすくなります。
患者の動きも制限されるため、関節部は避けます。
2:× 輸液ラインを短くするのは誤りです。
ラインが短いと体を動かしたときに引っぱられ、事故抜去の原因になります。
ある程度余裕をもたせて固定します。
3:○ 1日の水分出納(インとアウト)をチェックすることは適切です。
輸液量と尿量などを比べることで、脱水や水分過剰(溢水)を早く発見できます。
4:× 輸液療法中に体動を一律に制限するのは誤りです。
長期間の安静は筋力低下や褥瘡などの廃用症候群を招きます。
ラインに注意しながら、できるだけ普段どおりの日常生活が送れるよう援助します。
【ポイント】
長期の輸液療法では、刺入部の発赤・腫れ・痛み(静脈炎や血管外漏出)、カテーテル関連の感染、滴下速度を観察します。
患者が自分で異常に気づけるよう、注意点を説明しておくことも大切です。