正答3
解説
正解は3です。
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)がCD4陽性リンパ球を破壊し、免疫力が低下した状態です。
感染経路、治療、発症の目安について問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× HIVの感染経路は、性行為、血液、母子感染(胎盤・産道・母乳)です。
くしゃみや会話などによる飛沫感染はしません。
2:× 現在の抗HIV療法ではウイルスを体内から完全に排除できません。
症状が消えても治癒ではなく、ウイルスの増殖を抑えるため服薬を続ける必要があります。
3:○ 免疫力が低下すると、健康な人では問題にならない弱い病原体にも感染します。
これを日和見感染といい、ニューモシスチス肺炎やカンジダ症などがAIDSの指標疾患になります。
4:× CD4陽性リンパ球数は、減少するほど免疫不全が進みます。
一般に200/μL未満になると日和見感染を起こしやすくなり、AIDSを発症しやすくなります。
【ポイント】
HIV感染症は「CD4陽性リンパ球の減少」と「日和見感染」を結び付けて覚えます。