正答3
解説
正解は3です。
播種性血管内凝固症候群(DIC)の病態と検査所見、治療の原則を問う問題です。
DICは、基礎疾患によって全身の血管内で血液が固まり続け、凝固因子や血小板が使い果たされる状態です。
【選択肢別解説】
1:× DICでは、血中のフィブリノゲンは増加ではなく減少します。
全身で血栓がつくられ続けることで、フィブリノゲンなどの凝固因子が消費されるためです。
2:× DICでは、血小板数は増加ではなく減少します。
微小な血栓の形成に血小板が使われ続けるためです。
3:○ DICでは全身の出血症状が出現します。
凝固因子と血小板が消費されることに加え、血栓を溶かす線溶系が亢進するため、皮下出血や注射部位・粘膜からの出血が起こります。
4:× 原因疾患の治療は継続します。
DICの治療で最も重要なのは、敗血症や悪性腫瘍などの基礎疾患の治療です。
【ポイント】
DICでは、血小板減少、フィブリノゲン減少、FDPやDダイマーの増加がみられます。
全身の微小血栓による臓器障害と、出血傾向が同時に起こるのが特徴です。