正答1
解説
正解は1です。
黄色ブドウ球菌の性質と、薬剤耐性菌であるMRSAについて問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 黄色ブドウ球菌は毒素を産生することがあります。
腸管毒素(エンテロトキシン)による食中毒や、毒素性ショック症候群の原因になります。
エンテロトキシンは熱に強く、加熱しても分解されにくい特徴があります。
2:× 黄色ブドウ球菌はグラム陰性菌ではなくグラム陽性球菌です。
顕微鏡ではブドウの房のように集まった形にみえます。
3:× 黄色ブドウ球菌の主な常在部位は腸内ではなく、皮膚や鼻腔です。
手指を介して伝播しやすいため、手指衛生が感染予防の基本になります。
4:× MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)にはペニシリンが無効です。
治療にはバンコマイシンなどの抗MRSA薬を用います。
【ポイント】
黄色ブドウ球菌は皮膚・鼻腔の常在菌で、化膿性疾患、食中毒、院内感染(MRSA)の原因になります。
MRSA対策では接触予防策と手指衛生の徹底が重要です。