正答4
解説
正解は4です。
高齢者は予備力が低いため、手術後に肺炎や廃用症候群、せん妄などの合併症を起こしやすくなります。
本人への十分な説明と、術前からの訓練、術後の早期離床が重要です。
【選択肢別解説】
1:× 手術の説明は、本人が理解できるよう工夫して患者本人に行うことが原則です。
必要に応じて家族にも同席してもらいます。
2:× 呼吸訓練は手術前から行います。
術前に深呼吸や痰の出し方を練習しておくと、術後に痛みがあっても実践しやすく、肺炎や無気肺の予防につながります。
3:× 術後せん妄は、夕方から夜間に起こりやすく、悪化しやすいのが特徴です。
昼夜のリズムを整え、夜間の観察を強化します。
4:○ 手術後に早くから体を動かすと、肺炎・深部静脈血栓症・筋力低下などの合併症を防げます。
腸の動きも回復しやすくなるため、高齢者でも状態に応じて早期離床を促します。
【ポイント】
高齢者の手術看護は「本人への説明と同意」「術前からの呼吸訓練」「術後の早期離床」「せん妄の予防と早期発見」が柱です。
眼鏡や補聴器を早めに使ってもらうことも、せん妄の予防に役立ちます。