正答2
解説
正解は2です。
長期間の安静臥床によって起こる弊害(廃用症候群)を問う問題です。
この問題は安静による弊害として適切でないものを選ぶので、○ が答え(弊害に当たらないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 運動器系の機能低下は、安静による弊害です。
筋肉を使わないと筋萎縮や筋力低下が起こり、関節が硬くなる拘縮や骨粗鬆症も進みます。
2:○ 高血圧は、安静による弊害ではありません。
安静臥床が続くと、血圧を調節する働きが衰え、起き上がったときに血圧が急に下がる起立性低血圧が起こります。
3:× 沈下性肺炎は、安静による弊害です。
臥床が続くと、重力によって肺の背側に分泌物や血液がたまり、そこに細菌が増えて肺炎を起こします。
4:× 意欲・感情の鈍麻は、安静による弊害です。
活動や人との交流、外部からの刺激が減ることで、意欲の低下や抑うつ、認知機能の低下が起こります。
【ポイント】
廃用症候群には、筋萎縮、関節拘縮、骨粗鬆症、起立性低血圧、沈下性肺炎、褥瘡、便秘、深部静脈血栓症、精神機能の低下などがあります。
予防の基本は早期離床です。