正答1
解説
正解は1です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、主に喫煙によって気道や肺胞が障害され、息を吐き出しにくくなる疾患です。
病状を悪化させないための生活指導が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ かぜやインフルエンザなどの気道感染は、COPDの急性増悪の最も多い誘因です。
手洗い・うがいや、インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンの接種で、感染予防に努める必要があります。
2:× 胸式呼吸は呼吸補助筋を使うため、呼吸の効率が悪く疲れやすくなります。
正しくは、口すぼめ呼吸や腹式呼吸を指導します。
3:× COPDの患者は呼吸に多くのエネルギーを使うため、やせや低栄養になりやすいです。
正しくは、高エネルギー・高たんぱくの食事や、呼吸リハビリテーション(運動療法)を指導します。
4:× 在宅酸素療法は、すでに慢性呼吸不全となった患者に導入される治療です。
導入しても病気自体は治らず、感染などで呼吸不全が悪化することがあります。
正しくは、酸素療法を続けながら増悪の予防に努めます。
【ポイント】
口すぼめ呼吸は、口をすぼめてゆっくり息を吐くことで気道の内圧を保ち、気道がつぶれるのを防ぎます。
COPDでは禁煙が最も重要な治療であり、高濃度の酸素による二酸化炭素(CO2)ナルコーシスにも注意します。