正答1
解説
正解は1です。
高齢者は予備力が低く、周術期に合併症を起こしやすい特徴があります。
心理面と身体面の両方を観察し、合併症を予防する看護が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 高齢者は、医療者への遠慮や「我慢するもの」という思いから、不安や恐怖を自分から訴えないことが少なくありません。
訴えがなくても表情や言動を観察し、気持ちを表出できるよう関わる必要があります。
記述は正しいです。
2:× 術前の栄養状態の低下は、創傷治癒の遅れや感染の原因となります。
睡眠の変化は、術後せん妄の誘因にもなります。
正しくは、術前から栄養状態や睡眠を十分に観察します。
3:× 高齢者は、環境の変化・疼痛・脱水・薬剤などの影響で、術後せん妄を起こしやすいです。
正しくは、せん妄は起こりやすいものと考え、予防と早期発見に努めます。
4:× 本人の希望に合わせると、離床が遅れることがあります。
離床が遅れると、肺炎、深部静脈血栓症、廃用症候群などの合併症が起こりやすくなります。
正しくは、医師の指示や計画に沿って早期離床を進めます。
【ポイント】
高齢者の術後は、せん妄・肺炎・深部静脈血栓症・廃用症候群の予防が重要です。
時計やカレンダーで日時を伝えるなど、見当識を保つ工夫もせん妄の予防になります。