正答1
解説
正解は1です。
高齢者は脱水を起こしやすく、しかも症状に気づきにくい特徴があります。
その理由と、予防のための看護が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 加齢に伴い筋肉量が減ると、細胞内液が減少し、体内の水分量が少なくなります。
水分の予備が少ないため、少しの水分喪失でも脱水を起こしやすくなります。
記述は正しいです。
2:× 頻尿を気にして水分を控えると、脱水の原因になります。
正しくは、必要な水分量を確保し、夜間の頻尿が気になる場合は日中に多めに摂るよう説明します。
3:× 高齢者は口渇を感じにくく、渇きを自覚したときには脱水が進んでいることがあります。
正しくは、渇きを感じる前から、時間を決めてこまめに飲水するよう説明します。
4:× 重症の脱水では、脳の血流低下や電解質の異常により、意識障害やせん妄が起こります。
正しくは、意識レベルの変化も脱水の重要な徴候として観察します。
【ポイント】
体内の水分量は、成人で体重の約60%ですが、高齢者では約50%に減少します。
腎臓で尿を濃縮する力も低下するため、高齢者は水分を失いやすいことも覚えておきましょう。