正答4
解説
正解は4です。
老年期には、多くのものを失う体験が重なります。
一般に、心身の健康、経済的な基盤、家族や社会とのつながり(社会的役割)、生きる目的の4つが「4つの喪失」として挙げられます。
この問題は誤っているものを選ぶので、○が答え(4つの喪失に含まれないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 社会的役割の喪失は4つの喪失に含まれます。
退職や子どもの独立などで、職業上・家庭内の役割を失うことを指します。
2:× 身体・精神的機能の喪失は4つの喪失に含まれます。
加齢に伴う体力・視聴覚・記憶力の低下や病気などがこれにあたります。
3:× 経済力の喪失は4つの喪失に含まれます。
退職によって収入が年金中心となり、経済的な自立が揺らぐことを指します。
4:○ 自我の統合は喪失ではありません。
エリクソンが示した老年期の発達課題「自我の統合対絶望」の一部で、自分の人生を受け入れることをめざす課題にあたります。
【ポイント】
4つの喪失は老年期の心理を理解する手がかりで、喪失感は抑うつの背景にもなります。
エリクソンの老年期の課題「自我の統合対絶望」と混同しないようにしましょう。