正答3
解説
正解は3です。
褥瘡予防のための体位とずれ、リスク評価の原則を問う問題です。
褥瘡は、圧迫とずれの力が長く続き、皮膚や皮下組織の血流が途絶えることで起こります。
【選択肢別解説】
1:× 局所の圧迫は5時間ではなく、原則として2時間以内にとどめます。
そのため、通常のマットレスでは2時間ごとの体位変換が基本です。
2:× 体圧分散に最も効果がある側臥位は、10度ではなく30度側臥位です。
殿筋の広い面で体重を支えられ、仙骨部や大転子部の圧迫を避けられます。
3:○ ギャッチアップ(頭側挙上)を30度以上にすると、体が足側へずり落ちやすくなり、ずれの力が発生しやすくなります。
特に仙骨部の褥瘡の原因になります。
4:× 危険因子の評価は、発赤が生じてからではなく入院時などの早い段階で行います。
ブレーデンスケールなどで予測し、発生する前に予防します。
【ポイント】
「30度側臥位」「頭側挙上は30度まで」と、30度を目安に覚えましょう。
ギャッチアップ後は背中を一度ベッドから離す「背抜き」を行うと、ずれの力を減らせます。