正答3
解説
正解は3です。
中枢神経の脱髄疾患である多発性硬化症の症状、経過、治療を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 急性期の治療には、インターフェロンではなくステロイドパルス療法が用いられます。
ステロイドパルス療法は、副腎皮質ステロイド薬を短期間に大量に点滴して、炎症を抑える方法です。
2:× 再発予防には、ステロイドパルス療法ではなくインターフェロンβなどが用いられます。
3:○ 複視などの眼球運動障害は、多発性硬化症の症状の一つです。
脳幹などの神経の髄鞘が壊れると、眼球の動きが障害され、物が二重に見えるようになります。
視神経炎による視力低下も代表的な症状です。
4:× 多発性硬化症は、寛解と増悪を繰り返すのが特徴です。
病変が時間的にも空間的にも多発し、再発と回復を繰り返します。
【ポイント】
多発性硬化症は若い女性に多く、体温が上がると症状が一時的に悪化するウートフ現象がみられます。
「急性期はステロイドパルス、再発予防はインターフェロンβ」と区別しましょう。