正答4
解説
正解は4です。
加齢に伴う臓器の機能変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤った記述です。
加齢により肝臓の重さや肝血流量が減り、解毒(薬物代謝)の機能は維持されず低下します。
そのため、薬の作用が強く長く出やすくなります。
2:× 誤った記述です。
加齢により肺胞の壁が壊れて肺胞が拡大・融合し、ガス交換に使える肺胞表面積は減少します。
肺の弾力も落ち、残気量が増えます。
3:× 誤った記述です。
血管壁の弾力性が低下すると、心臓から送り出された血液の圧を血管が吸収できません。
そのため収縮期血圧は低下ではなく上昇し、脈圧が大きくなります。
4:○ 正しい記述です。
加齢とともに働いている糸球体(ネフロン)の数が減り、腎血流量も減少します。
その結果、糸球体濾過量が低下し、薬物の排泄も遅れやすくなります。
【ポイント】
高齢者は肝臓での代謝と腎臓での排泄がともに低下するため、薬が体内に残りやすくなります。
「少量から開始し、副作用を注意深く観察する」という服薬管理の原則につながる知識です。