正答3
解説
正解は3です。
熱傷の深度分類と、受傷面積の算出法・重症度を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 水疱形成はⅢ度ではなくⅡ度熱傷の特徴です。
Ⅰ度は表皮だけの損傷で、発赤と痛みがみられます。
Ⅲ度は皮膚全層の損傷で、白色や黒色の壊死となり、痛みを感じにくくなります。
2:× 成人の受傷面積の算出には、5の法則ではなく「9の法則」を用います。
頭部9%、片上肢9%、体幹前面18%、体幹後面18%、片下肢18%、陰部1%として計算します。
5の法則は小児に用いる方法です。
3:○ 熱傷では、損傷した皮膚から血漿成分が大量に失われ、熱傷ショックを起こします。
成人ではⅡ度30%以上が重症熱傷とされます。
40%以上の広範囲熱傷では、ショックや感染によって生命の危険が高くなります。
4:× Ⅰ度熱傷は表皮だけの損傷で、数日で痕を残さずに治ります。
冷却と軟膏などの保存的治療で十分であり、植皮術は行いません。
植皮術は、深いⅡ度やⅢ度の熱傷に行われます。
【ポイント】
深度は「Ⅰ度は発赤、Ⅱ度は水疱、Ⅲ度は壊死で痛みが乏しい」と覚えます。
面積は成人が9の法則、小児が5の法則です。
狭い範囲なら、患者の手のひら1枚分を約1%とする手掌法も使えます。