高齢者の口腔の清潔について、正しい組合せを一つ選べ。
a 口腔の残渣物は感染の原因となる。
b 口腔の自浄作用は向上する。
c 就寝時に義歯を外し保管する際は、清潔なガーゼに包んでおく。
d 歯肉や舌など口腔内全体のブラッシングを行う。
正答2
解説
正解は2です。
高齢者の口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防にもつながる重要な援助です。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
口の中に残った食べかすは、細菌が増える温床になります。
細菌を含む唾液を誤嚥すると、誤嚥性肺炎の原因になります。
b:× 誤った記述です。
加齢により唾液の分泌が減るため、口腔の自浄作用は向上ではなく低下します。
c:× 誤った記述です。
義歯は乾燥すると、変形やひび割れをおこします。
外したら清掃したうえで、ガーゼに包むのではなく、水を入れた専用の容器に浸して保管します。
d:○ 正しい記述です。
細菌は歯だけでなく、歯肉や舌、頬の内側にも付着します。
口腔内全体を清掃すると細菌が減り、誤嚥性肺炎の予防になります。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りのため、正しい組合せではありません。
2:○ aとdがともに正しい記述です。
3:× bとcはどちらも誤りです。
4:× cが誤りのため、正しい組合せではありません。
【ポイント】
義歯は「毎食後に外して清掃し、夜間は外して水につけて保管する」が原則です。
口腔ケアは歯がない人にも必要で、粘膜や舌の清掃を行います。