A さん(35 歳、経産婦)は身長 158 cm、非妊時体重 52 kg。
5 年前に第 1 子を隣市の総合周産期母子医療センターにおいて正期産で正常分娩で出産した。
今回も同じ施設で妊娠 8 週から受診し、経過は順調といわれている。
妊娠 18 週 3 日に助産所を初診で訪れ「上の子のときは新型コロナウイルスに感染して家族の立ち会いができず、1 人で出産しました。今回は家族に囲まれて自宅で出産したいです。できるでしょうか」と相談した。
A さんの自宅分娩を検討するとき、助産師がまず確認するのはどれか。
2 つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
Aさんは35歳の経産婦で、前回はコロナ禍で家族の立ち会いができず、今回は家族に囲まれて自宅で出産したいと相談しています。
自宅分娩を検討する際には、異常時の安全を確保できるか、家族の同意と協力が得られるかをまず確認します。
【選択肢別解説】
1:× 第1子の保育状況は、分娩時の準備として確認する情報ですが、自宅分娩ができるかを判断するうえで最初に確認すべき事項ではありません。
2:× 前回の分娩所要時間は、分娩の進行を予測するのに役立つ情報です。
ただし、自宅分娩を引き受けられるかの判断で最初に確認すべき事項ではありません。
3:× 自宅から実家までの距離は、自宅分娩の安全性とは直接関係しません。
4:○ 助産所からAさん宅までの移動時間は、陣痛が始まってから助産師が到着するまでの時間や、異常時の対応に関わります。
自宅分娩の安全性を判断するために、まず確認します。
5:○ 自宅分娩は、家族の協力と環境の準備が欠かせません。
パートナーと分娩場所について合意できているかを確認します。
【ポイント】
自宅分娩の安全性は、対象者が正常経過であること、嘱託医療機関との連携、移動・搬送にかかる時間、家族の理解と協力によって支えられます。