第109回 助産師国家試験 午後問107
A ちゃん(男児)は全身性エリテマトーデスを合併した母から在胎 36 週 2 日に頭位正常分娩で出生した。
出生体重は 2,510 g であった。
生後 1 分の時点で A ちゃんの筋緊張は軽度減弱し、皮膚刺激によってわずかに四肢を動かす様子が認められた。
呼吸は浅く不規則で、全身にチアノーゼを認め、心拍数は 70/分であった。
日齢 3 。
臍帯血を用いた血液検査で抗 SS‑A 抗体は陽性であった。
体温は 37.3 ℃、心拍数は 130/分であった。
日齢 2 に便色は黒緑色から黄褐色に変化した。
現時点で留意すべき疾患はどれか。
正答4
解説
正解:4(先天性房室ブロック)。
母体SLE(全身性エリテマトーデス)→ 抗SS-A/Ro抗体陽性 → 児への経胎盤移行で胎児/新生児の心臓伝導系を障害し、先天性完全房室ブロックを引き起こす。
新生児SLE(neonatal lupus)の代表的所見。
1:胆道閉鎖は便色灰白色(本例は黄褐色で正常便色)。
2:体温37.3度、心拍130で感染症徴候は乏しい。
3:頻脈性不整脈ではなく、抗SS-A抗体陽性児で警戒すべきは徐脈性(房室ブロック)。まとめて解く
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