正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
子宮内胎児死亡では、次の妊娠に向けた対策を考えるために原因を検索します。
胎児・胎盤・臍帯の診察と、母体の病気の検査が中心になります。
【選択肢別解説】
1:× 羊水検査は原因検索として標準的に行う検査ではありません。
胎児死亡後は羊水中の細胞が生きていないことが多く、染色体を調べる場合は胎児組織や胎盤から検体をとります。
2:○ 胎盤の病理検査は原因検索の基本です。
胎盤梗塞・絨毛膜羊膜炎・胎盤早期剝離などの所見から、死亡の原因がわかることがあります。
3:× 夫婦の染色体検査は、最初から行う検査ではありません。
胎児に染色体の構造異常が見つかった場合や、流死産を繰り返す場合に検討します。
4:× 臍帯動脈血液ガス分析は、生まれた児が分娩時に低酸素状態にあったかを評価する検査です。
子宮内ですでに死亡した胎児では、原因検索に役立ちません。
5:○ 抗リン脂質抗体症候群は、胎盤の血栓をつくり子宮内胎児死亡を起こす代表的な母体の病気です。
抗体の検査で原因を調べ、次回妊娠での治療につなげます。
【ポイント】
子宮内胎児死亡の原因検索では、胎児(外表・染色体)・胎盤と臍帯(病理)・母体(抗リン脂質抗体、糖尿病、甲状腺機能、感染症など)の3方向から調べます。