正答4
解説
正解は4です。
新生児にみられる血液疾患の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 出血症状と関連するのはビタミンDではなく、ビタミンKの欠乏です。
ビタミンKは凝固因子(II・VII・IX・X)の合成に必要で、ビタミンDはカルシウム代謝に関わります。
2:× 遺伝性球状赤血球症の赤血球は小さく球状ですが、変形しやすいのではなく変形しにくくなります。
変形能が低いため脾臓で壊されやすく、溶血と黄疸が起こります。
3:× 頭血腫は骨膜下の出血で、縫合線を越えて広がりません。
出血量は限られており、DICのリスクが高いのは縫合線を越えて広がる帽状腱膜下血腫です。
4:○ 母体がO型、児がA型(またはB型)の場合、母体の抗A抗体(IgG)が胎盤を通過し、児の赤血球を壊すことがあります。
これがABO血液型不適合による溶血で、早発黄疸の原因になります。
【ポイント】
ABO血液型不適合は第1子から起こりうる点が、Rh式血液型不適合との違いです。
頭血腫は自然吸収されますが、吸収の過程で黄疸が強くなることがあるため観察を続けます。