第108回 助産師国家試験 午後問108
A さん(39 歳、初産婦)は、妊娠 28 週時の妊婦健康診査にて羊水が多いことを指摘され、妊娠 29 週 0 日に総合周産期母子医療センターである B 病院を紹介受診した。
超音波検査にて推定胎児体重は 1,150 g(−1.2 SD)、AFI 32 cm、小脳低形成、先天性心疾患、食道閉鎖症の疑いなどの所見が認められた。
A さんは、胎児に染色体異常がある可能性について担当医師から説明を受け、出生前検査を希望した。
A さんは、妊娠 33 週 0 日の妊婦健康診査にて「息苦しくて横になれない。食べても吐いてしまう。お腹の張りが頻回にある」と訴え、入院管理となった。
超音波検査にて推定胎児体重は 1,630 g (−1.5 SD)、AFI 45 cm、子宮頸管長 33 mm である。
胎児心拍数陣痛図は、胎児心拍数基線 140 bpm、基線細変動 10 bpm、一過性頻脈を認め、一過性徐脈を認めない。
子宮収縮を不規則に認める。
A さんへの治療で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「羊水除去」が正しい。
年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて判断する。
1は、妊娠週数、母児の安全、本人の意思決定、家族・社会的支援を同時に評価する必要がある。
この場面で求められる評価・支援の目的と一致する。
2の「酸素の投与」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
3の「利尿薬の投与」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
4の「子宮収縮抑制薬の投与」は、対象者の状態、時期、リスク、本人の訴えのいずれかとずれる。
支援として意味がある場面はあっても、この設問の条件では中心に置く対応ではない。
選択肢がいずれも支援に見える場合は、現在の危険、本人の意思、継続支援へのつながりを基準に絞る。まとめて解く
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