正答3
解説
正解は3です。
分娩後に恥骨結合離開を起こし、安静臥床中の褥婦への対応を問う問題です。
恥骨結合離開では、骨盤の安定化と疼痛の緩和、育児の継続支援が中心になります。
【選択肢別解説】
1:× 授乳は臥位でも行えるため、座位保持ができるまで待つ必要はありません。
側臥位での授乳を支援し、母乳育児を早期から続けられるようにします。
2:× 手掌全体で恥骨に強い圧をかけると、離開部に激しい痛みを生じます。
触診は痛みに配慮し、指先でやさしく行います。
3:○ 骨盤ベルトを恥骨と大転子の周囲に巻くと、離開した骨盤輪を外側から締めて安定させられます。
歩行時や体位変換時の痛みが軽くなります。
4:× 恥骨結合離開の回復には、通常数週間以上かかります。
産後2〜3日で治ると伝えるのは誤りです。
5:× 安静臥床が必要な急性期に骨盤底筋体操を行うと、恥骨周囲に負荷がかかり痛みを増強させるおそれがあります。
痛みが落ち着いてから段階的に始めます。
【ポイント】
恥骨結合離開では、骨盤ベルトによる固定、鎮痛、無理のない体位での授乳や育児の支援を組み合わせます。
歩行時に脚を大きく開く動作は避けるよう指導します。