第107回 助産師国家試験 午後問103
A さん(21 歳、大学生、未婚)は腹痛を主訴に救急外来を受診した。
A さんの意識は清明で、体温 38.0 ℃、脈拍 85/分、整、血圧 118/78 mmHg であった。
診察の結果、A さんは陣痛発来しており、内診所見では既に破水しており、子宮口全開大、 Station +2 であった。
児は頭位で推定体重は 3,000 g。
A さんは 1 人暮らしで、特定のパートナーはおらず妊娠の自覚もなく、 1 年以上病院への受診歴はない。
HIV 抗体陰性、HBs 抗原陰性、HCV 抗体陽性、梅毒スクリーニング検査陰性、新型コロナウイルス〈SARS‑CoV‑2〉 PCR 検査陰性、胸部エックス線写真で肺野に異常陰影は認められない。
出生後の児への母子感染予防対策で適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5。
「A さんの乳頭から出血している場合の授乳中止」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「ワクチンの接種」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「抗ウイルス薬の内服」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「早期母子接触の中止」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「特異的ヒト免疫グロブリン製剤の筋肉内注射」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
5は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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