A さん(48 歳、未産婦)は身長 160 cm、体重 45 kg、BMI 17.6。
初経 12 歳。
元来、月経周期は 45〜60 日で不規則である。
35 歳のときに婦人科医院を受診し多囊胞性卵巣症候群、子宮筋腫と診断されたが、その後は自己判断で通院していない。
2 年前に甲状腺機能亢進症と診断され、内科医院に通院し内服治療中である。
半年前から不正性器出血があり、かかりつけの内科医に相談したところ、子宮体癌の疑いがあると言われた。
A さんは子宮体癌の精密検査のために、婦人科医院で経腟超音波断層法と子宮内膜細胞診を受けることになった。
A さんへの検査の説明で正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
Aさんは経腟超音波断層法と子宮内膜細胞診を受けます。
子宮内膜細胞診は、細い器具を子宮腔内に挿入して内膜の細胞を採取する検査です。
【選択肢別解説】
1:× 経腟超音波検査の前は、排尿を控えるのではなく排尿を済ませます。
膀胱に尿がたまっていると子宮が見えにくくなるためです。
尿をためる必要があるのは経腹超音波検査です。
2:× 内視鏡を子宮内に入れる検査ではありません。
子宮内膜細胞診はブラシなどの細い器具で内膜の細胞を擦り取る検査で、内視鏡を用いるのは子宮鏡検査です。
3:○ 検査当日はシャワー浴にするよう説明するのは正しいです。
器具を子宮腔内に挿入するため、少量の出血や感染のおそれがあり、当日の入浴は避けます。
4:× 腟分泌物を採取する検査ではありません。
子宮内膜細胞診は、子宮腔内の内膜の細胞を採取して顕微鏡で観察する検査です。
【ポイント】
子宮内膜細胞診で異常があれば、子宮内膜組織診(内膜掻爬など)で確定診断を行います。
検査後に出血が多い場合や発熱、腹痛がある場合は受診するよう説明します。