正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
第1前方後頭位は、児背が母体の左側にあり(第1胎向)、後頭が母体の前方へ回旋して娩出される、最も一般的な分娩の型です。
仰臥位での分娩介助の手技と、児頭・肩甲の娩出の方向を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 肛門保護から会陰保護への切り替えは、排臨の時点ではなく、会陰が十分に伸展して薄くなる発露の直前に行います。
早く会陰保護を始めると、会陰の伸展を妨げてかえって裂傷の原因になります。
2:× 児頭を屈位に保つのは、小泉門ではなく後頭結節が恥骨弓下を滑脱するまでです。
後頭結節が支点となった後に児頭を伸展させ、最小の周囲径で娩出させます。
3:× 第1胎向では、児頭の娩出後に外回旋(第4回旋)が起こり、児の顔は母体の右大腿側を向きます。
左大腿側に向くのは第2胎向の場合です。
4:○ 前在肩甲を娩出させるときは、児の側頭部を会陰側(後下方)に押し下げます。
これにより前在肩甲が恥骨弓下から娩出されます。
5:○ 後在肩甲が娩出された後は、児の体幹を両手で把持し、骨盤誘導線(骨盤軸)に沿って娩出させます。
産道の弯曲に沿って誘導することで、母児の損傷を防げます。
【ポイント】
肩甲の娩出は「前在肩甲は児頭を下に押し下げて、後在肩甲は児頭を上に持ち上げて」娩出させます。
外回旋の方向は、児背のある側に後頭が戻る向きと覚えます。