正答4
解説
正解は4です。
出生前診断は、妊娠中に胎児の形態や染色体・遺伝子の異常、疾患の有無を調べる検査の総称です。
倫理的な課題が大きく、遺伝カウンセリングを含む十分な説明と自己決定の支援が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 母体保護法には、胎児の異常を理由とする人工妊娠中絶の規定(いわゆる胎児条項)はありません。
同法が中絶を認めるのは、母体の身体的・経済的理由や暴行等による妊娠の場合です。
2:× 出生前診断には羊水検査や絨毛検査など、胎児に侵襲のある検査も含まれます。
侵襲のない検査には超音波検査や母体血を用いた検査があります。
3:× 出生前診断は「健康な児を出産するため」の検査ではありません。
胎児の状態を知り、出生後の治療準備や妊娠・分娩管理の方針を決めることなどが目的です。
4:○ 出生前診断は、胎児の異常や疾患の有無を調べる検査です。
検査には確定的検査と非確定的検査があり、結果の意味を理解したうえでの選択が求められます。
【ポイント】
出生前診断は「胎児の状態を知るための検査」であり、結果をどう受け止め選択するかは妊婦とパートナーの自己決定です。
母体保護法に胎児条項がないことは頻出事項です。