正答1
解説
正解は1です。
梅毒は梅毒トレポネーマによる性感染症で、妊娠中に感染すると胎児に先天梅毒を起こすことがあります。
近年患者数が増加しており、妊婦健康診査でのスクリーニングと早期治療が重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 梅毒トレポネーマは胎盤を通過して胎児に感染します。
この経胎盤感染によって、流産・死産や先天梅毒が起こります。
2:× 妊娠中の梅毒治療の第一選択はペニシリン系抗菌薬です。
テトラサイクリン系抗菌薬は胎児の歯の着色や骨発育への影響があるため、妊娠中は使用しません。
3:× 治療は妊娠後期まで待たず、診断した時点で速やかに開始します。
治療開始が遅れるほど胎児への感染の危険が高まるためです。
4:× 妊娠前の感染既往があっても、妊娠初期の梅毒スクリーニングは省略しません。
治療が不十分な場合や再感染の可能性があるため、すべての妊婦に検査を行います。
【ポイント】
妊娠初期の梅毒スクリーニングは全妊婦に行う検査です。
「経胎盤感染する」「治療はペニシリン」「診断したらすぐ治療」の3点をセットで覚えます。