第105回 助産師国家試験 午後問109
A さん(29 歳、初産婦)は妊娠 28 週1日に間欠的な下腹部の鈍痛と赤茶色の帯下の出現を自覚した。
かかりつけの産婦人科病院を緊急受診したところ、頸管長の短縮が確認されて切迫早産の診断で入院となった。
子宮収縮抑制薬の点滴静脈内注射が開始された。
妊娠 28 週3日、朝方から A さんは体温 38.2 ℃の発熱を生じて、子宮収縮が次第に強まり子宮収縮抑制薬を増量しても収縮が治まらなかった。
胎児の胎位は骨盤位で、胎児心拍数陣痛図では胎児心拍数基線は 175 bpm で基線細変動が減少していた。
血液検査の結果は白血球数 21,000/μL、CRP 6 mg/dL であった。
A さんに対するアセスメントで正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「子宮内に感染を生じている可能性が高い。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「白血球の増加は子宮収縮薬の副作用である。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2は、設問で問われた正しいものの条件に合う。
3の「胎児の well-being に問題はない。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「骨盤位が切迫早産の原因である。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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