第105回 助産師国家試験 午後問102
A さん(32 歳、初産婦)は人工授精で妊娠した。
妊娠初期に頭殿長により予定日が決定された。
妊娠経過は良好。
妊娠 40 週6日、妊婦健康診査のため産婦人科医院を定期受診した。
身長 160 cm、体重 65 kg(非妊時体重 55 kg)、血圧 120/75 mmHg。
尿蛋白(−)、尿糖(−)。
腹囲 90 cm、子宮底長 34 cm。
Hb 11.0 g/dL、ヘマトクリット 35 %、白血球10,000/μL。
胎児推定体重2,800 g、AFI 15。
胎児心拍数陣痛図で子宮収縮3回/40分、胎児心拍数基線 130 bpm、基線細変動正常、一過性頻脈4回/40分、モニタリング中に最下点 120 bpm、持続 10 秒の心拍変動が1回あった。
胎児心拍モニタリング中に胎動を10回自覚するのに要した時間は 15 分であった。
妊娠 41 週5日。
妊婦健康診査で母児の状態に異常はない。
医師に分娩誘発を勧められた A さんは助産師に「自然に陣痛がくるのを待つことはよくないのでしょうか」という。
助産師の説明で適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「「妊娠 42 週以降になると赤ちゃんの状態が悪くなるリスクがあります」」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1は、設問で問われた適切なものの条件に合う。
2の「「分娩誘発を待ってもらえないか医師に相談しましょう」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「「今後、A さんの血圧が上がってくる心配があります」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「「早く産んでしまったほうが楽になりますよ」」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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