第103回 助産師国家試験 午後問97
Aさん(36歳、初妊婦、会社員)。
現在、妊娠14週3日。
昨夜、少量の性器出血があったため、家族とともに外来受診した。
身長165cm、体重57.0kg(非妊時体重56.5kg)。
血圧126/68mmHg。
Hb11.5g/dL、Ht33.2%。
尿蛋白(-)、尿糖(-)。
下肢浮腫(-)、下肢に静脈瘤を認めるが痛みはない。
既往歴は特にない。
胎児心拍数 150 bpm、下腹部痛の自覚なし。
診察後に絨毛膜下血腫を指摘され、 医師からなるべく安静にするように言われた。
A さんは「安静の必要性について上司にどのように伝えればいいですか」と助産師に相談した。
A さんへの助産師の対応で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「母性健康管理指導事項連絡カード」は男女雇用機会均等法第13条に基づき、医師・助産師が母性健康管理上必要な措置(休業・勤務時間短縮等)を事業主に伝えるための公的書式で、就労妊婦の権利保護に有効。
1の家族説明は権利の根拠とならない、2の助産師から上司への電話は本人の同意があれば可能だがカード使用の方が標準的・確実、3の母子健康手帳は妊婦自身の健康管理用で雇用主への指示書類ではない。
妊娠中の業務軽減・通勤緩和・休業の取得は均等法・労働基準法・育介法で保護され、母性健康管理指導事項連絡カードはその実現を担保する。
助産師は妊婦が安心して仕事を継続できるよう、制度活用を積極的に案内する。まとめて解く
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