第103回 助産師国家試験 午前問55
Aさん(36歳、初妊婦、専業主婦)。
B市在住で、夫(35歳、会社員)と2人暮らし。
Aさんは双胎妊娠で、妊娠高血圧症候群を合併していたため、妊娠34週から管理入院していた。
本日、妊娠37週4日。
腹痛と性器出血があり、常位胎盤早期剝離と診断され、緊急帝王切開分娩となった。
第1子は女児で出生時体重2,500g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後5点、5分後8点であった。
第2子は男児で出生時体重2,350g、Apgar〈アプガー〉スコア1分後2点、5分後2点。
出生後2時間で死亡した。
産褥4日。
A さんは第2子の葬儀のため外出し、産褥6日から母児同室となった。
時々流涙することがあったが「夫とともにがんばってこの子を育てたい」と助産師に話した。
産褥 14 日で退院となった。
退院前日、面会に来た夫から助産師に対して「出産育児一時金について教えてほしい」と相談があった。
A さんは夫の扶養家族である。
夫への説明で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
出産育児一時金は健康保険法に基づき、被保険者本人または被扶養者の出産で1児あたり42万円(産科医療補償制度加入施設では)が支給され、双胎では2人分支給される。
2の支給者は加入する健康保険組合・協会けんぽ等であり居住地市町村ではない、3の正常分娩でなくても帝王切開含め支給対象、4の被扶養者でも家族出産育児一時金として支給される。
夫が会社員で妻が被扶養者の場合は「家族出産育児一時金」として夫の健康保険から支給。
直接支払制度・受取代理制度を活用すれば医療機関への直接振込が可能。
助産師は経済的支援制度を妊娠期から説明し、安心して出産できる環境づくりに貢献する。まとめて解く
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