第102回 助産師国家試験 午前問48
Aさん(30歳、初妊婦)。 妊娠33週0日に帯下に少量の出血が混じり軽度の下腹部痛があることを主訴に受診した。 体温36.8℃、脈拍60/分、血圧110/65mmHg。 内診所見は子宮口2cm開大、展退度50%。 超音波断層法で子宮頸管長23mm、胎位は骨盤位であった。 後腟円蓋の腟分泌物でBTB試験紙は青変せず、悪臭はしない。 血液検査で白血球の増加やCRPの上昇を認めない。 Aさんは入院となり、NSTでは胎児心拍数は正常であるが、12分ごとに弱い子宮収縮が認められる。 A さんは安静臥床を指示され、点滴治療が継続された。 妊娠 36 週5日、痛みを伴う規則的な子宮収縮が生じ、子宮口が 6 cm まで開大した。 骨盤位であったため緊急帝王切開術による分娩となった。 手術翌日、脈拍 72/分、血圧 118/56 mmHg、 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 %。 子宮底は臍下1横指で収縮は良好であり、 外陰部にあてたパッドに少量の血液が付着している。 採血の結果は、Hb 10.2 g/dL、血小板 25 万/μL、生化学検査は異常を認めなかった。 手術後初めてトイレ まで歩行した際、A さんは胸痛を訴えてうずくまった。 A さんの左下肢には、軽度の発赤と腫脹が認められた。 A さんに生じた疾患で最も考えられるのはどれか。
正答3