第102回 助産師国家試験 午前問47
Aさん(30歳、初妊婦)。
妊娠33週0日に帯下に少量の出血が混じり軽度の下腹部痛があることを主訴に受診した。
体温36.8℃、脈拍60/分、血圧110/65mmHg。
内診所見は子宮口2cm開大、展退度50%。
超音波断層法で子宮頸管長23mm、胎位は骨盤位であった。
後腟円蓋の腟分泌物でBTB試験紙は青変せず、悪臭はしない。
血液検査で白血球の増加やCRPの上昇を認めない。
Aさんは入院となり、NSTでは胎児心拍数は正常であるが、12分ごとに弱い子宮収縮が認められる。
この時点のアセスメントで正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
妊婦が痛みのない規則的子宮収縮や少量出血、頸管長短縮、胎児well-being良好を示す段階のアセスメントは「切迫早産」が妥当(1が正答)。
妊娠22週〜36週6日に規則的子宮収縮があり、頸管短縮・開大が進む状態を切迫早産と定義し、リトドリン・硫酸マグネシウム等で進行抑制を図る。
2の高位破水は破水部位が頸管から離れ少量羊水漏出する状態だが羊水流出所見が記載されない場合は除外。
3の子宮内感染は発熱・WBC/CRP上昇・悪臭羊水で診断、現時点で感染所見の明示なし。
4の子宮頸管無力症は無痛性頸管開大が特徴で痛みの記載があれば除外。
助産師は妊娠22〜35週で母体・胎児管理を強化し、神経保護目的の硫酸マグネシウム、肺成熟促進ステロイド(ベタメタゾン)を医師指示下で運用する。まとめて解く
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