第101回 助産師国家試験 午後問107
Aさん(32歳、1回経産婦)。
妊娠39週4日。
陣痛発来し、かかりつけの産婦人科病院に入院した。
順調に分娩が進行し、体重3,150gの女児を経腟分娩した。
児娩出直後は異常出血は認めなかった。
児娩出の5分後に子宮収縮に伴い臍帯を挟鉗したペアンが下がる様子があり、助産師は臍帯を牽引して胎盤を娩出した。
胎盤娩出直後から、Aさんは苦悶し始め、下腹部痛を訴えた。
胎盤娩出直後のバイタルサインは、体温37.2℃、脈拍90/分、血圧120/65mmHgであった。
助産師が内診を行うと、腟内に弾力のある組織が膨隆しており子宮口を同定できなかった。
腟口から多量の血液が流出している。
A さんに生じた異常を判断するのに重要なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
胎盤娩出後の異常(弛緩出血、子宮復古不全、子宮内反症など)の鑑別には子宮底の位置・硬度の評価が最重要。
子宮内反症では子宮底が触れない・子宮底位置が低い・腟内に翻転した子宮を触知する。
弛緩出血では子宮底位置は正常〜高位だが軟らかい。
1のSpO2は産婦の循環評価には有用だが原因鑑別ではない。
2の凝血塊付着は胎盤剝離の評価で異常判断ではない。
3の臍帯動脈血pHは胎児評価。
5のアレルギー歴は薬剤投与時の確認事項。
胎盤娩出後の母体合併症評価では子宮の状態を最優先に確認。まとめて解く
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